レプチンとDr.糖尿モヤシ教祖

高校の教科書から
意外に勉強は楽しい?



 『生物基礎』(東京書籍、高校生用の教科書)をネタ集めのために読んでいたのですが(正直こっちの方がよかったな)、その111ページに「ホルモンによる体脂肪量の調節」というコラムが載っていたので紹介します。



 現代社会では、肥満が原因となる種々の成人病が大きな社会問題となっている。肥満は、食欲の調節、食事量、血糖調節、体脂肪の消費のバランスの問題など、さまざまな恒常性の問題が原因となって起こる現代病である。食欲に関して、この10数年間に研究上で大きな進展があり、効果的なダイエット食品や薬が実現される日が近いのではないかと期待されていた。最初に注目されたものは、脂肪組織から分泌され、食欲を低下させるレプチンというホルモンである。このホルモン受容体がはたらかない肥満マウスを使って発見された。この肥満マウスは、受容体にレプチンが結合できず食欲が抑制されないために接触を繰り返すので肥満となる。さらに、レプチン分泌への負のフィードバック制御がはたらかないので血液中のレプチンの濃度は高いままとなっている。ヒトではレプチン投与によって食欲を低下させ、ダイエットの効果があると期待されていた。しかし、ヒトの肥満患者の場合、マウスと同じように受容体に原因があるらしく、一般に血中レプチン濃度は高くなっていることが多い。残念ながら、そのような人にとっては、レプチンそのものは体重を減少させる効果はないであろう。(後略)



 大雑把に言えばレプチンを受容できないネズミはデブになる。なので人間のデブにもレプチンを打ち込んでやりゃあ食いすぎが治るだろうと思っていたらすでに自前でレプチンが出まくっていた(血中のレプチンが多かった)。つまりレプチン打ってもネズミ同様に人間のデブにも効かない、ということですね。まあ万物の霊長はネズミとは違うところを見せてほしいもんです。



Dr.糖尿モヤシ教祖登場、レプチンにどう反応?



 偶然遊び心で”レプチン 糖質制限”と検索エンジンに入力してしまいました。するとDr.糖尿モヤシ教祖のブログがドアタマに(笑)。あのジジイなんでも書くんやな。http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1023.html2009年とずいぶん古いのですが読者が朝日新聞に



昨日の朝日新聞の夕刊コラム、「アンチエイジング10歳若返る」で、「脂肪は、体の栄養状態を食欲中枢に伝え、食欲を調節するレプチンと言うホルモンを効きにくくする。同じカロリーの糖質に比べると、太りやすいのだ。」と書いてありました。

本を読んで脂肪より糖質の方が太りやすいと思っていたので、どういうことなのだろうかとわからなくなりました。レプチンの作用は糖質や脂肪の代謝とはまた別の仕組みで働くのでしょうか?




 という質問に答えている。まあそれ自体はいいんですが、



2009年11月9日の朝日新聞の夕刊コラム

「脂肪は、体の栄養状態を食欲中枢に伝え、食欲を調節するレプチンと言うホルモンを効きにくくする。同じカロリーの糖質に比べると、太りやすいのだ。」

という記事についてですが、??です。(∵)?

「高脂肪食は血中レプチンレベルを上昇させて摂食抑制し体重コントロールに繋がる」
という奈良教育大学のラットの研究がありました。(*)
朝日新聞の記事とは正反対ですね。
ともあれ、糖質制限食VSカロリー制限食(高糖質食)では、糖質制限食のほうが体重減少効果があることは、はっきりしています。



 では、奈良教育大がどんな研究をしたのか?



奈良教育大学の研究では



 これまではレプチンの実験はデブを対象にしたものばかりだったので、普通体重のラットで普通食(10%程度)、40%脂肪食、60%脂肪食ばかりを食べさせてどうなるかを見てみたとのこと。http://near.nara-edu.ac.jp/bitstream/10105/1358/1/NUE50_2_39.pdf



 研究結果を斜め読みすると、ラットくんたちの体重はどの実験でも同じ程度だったが、血中脂質(総コレステロール・中性脂肪・遊離脂肪酸)・脂肪組織重量・そして血中レプチンのいずれもが高かった、どないすんねん(爆笑)。



レプチンは脂肪組織から分泌され視床下部-作用し摂食を抑制する(2)また.レプチンを動物に投与すると摂食量が低下し,その結果体重の減少することが報告されている(1.J,91本研究においてもレプチンレベ7レの高かった高脂肪食群では,摂食量が普通食群と比較して40%高脂肪食群では約26%, 60%高脂肪食群では約42%低い値を示した(図1).その結果,摂取カロリーがすべての群でほぼ同じ値を示し(図2),各群の体重に差が認められなかったものと考えられる(図3上).
従って,高脂肪食(高カロリー食)を摂取した場合には,脂肪組織からレプチンが分泌され,摂食抑制が起こることにより,体重が増大しないようコントロールされるものと考えられる.しかし,今回,高脂肪食群では普通食群と体重がほぼ同じであったものの,副畢丸脂肪組織重量が有意に高く(図4上 また血中中性脂肪や総コレステロールなど血中脂質も有意に高かった(表2上このような変化は高血圧.動脈硬化症,糖尿病などの原因ともなり,脂肪の割合の高い食事をすると.体重が同じでも体脂肪量の増加をもたらし,生活習慣病を引き起こす可能性のあることを示唆するものである.



 ということみたいッス。この実験結果からわかったのは、高脂肪食は体重は同じでもデブになること(爆笑)。残念ながら”糖質制限食のほうが体重減少効果があることは、はっきりし”なかった。でも信者って、奈良教育大の研究ちゃんと読んだんだろうか?誰もコメントでコレ指摘してないもん・・・。



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